どうも、山野はづきです。久しぶりの更新となります。
今回はこちらを読みました。じゃじゃん!
とても古い本ですね…。
読んでびっくり、この本は何かを論じるわけではありません。「ことば」の語源を集めた本になっていて、植物や動物、仏典・漢語、カタカナなど様々なことばのルーツを辿っていきます。
普通の新書だと、途中のページから読むとちんぷんかんぷんになってしまいますが、本書はことばとその語源の説明が延々と繰り返される構成です。ちなみに私はカバンに忍ばせ、移動中や待ち時間の間に読みました。
読み進める中で、予想外のことばの由来があり思わず唸る場面がありました。例えば、「目が点になる」ということばですが、これは漫画でキャラクターが驚いた時に目を点で表現したことに由来するそうです。そのほか「ひとりぼっち」、「ミルフィーユ」の項目も中々秀逸な内容になっていてお勧めです。語源辞典だと膨大な数の単語を前に挫折しそうですが、精々こちらは100単語ほどなので簡単に読み終えることが出来ます。
単語について学ぶのは高校のセンター試験対策以来ですね。私の学校では300単語ぐらいの難しい語句が羅列された単語帳で学習していました。「アウフヘーベン」「カリカチュア」「イデオロギー」などの語句に見覚えある方もいるのでしょう。なお経済学部生の私の生活であんな難しいことばは使わない、というか使ってる人も見かけないですね。…ひょっとして受験のための勉強だったのかな?
しかしながら語句のストックが豊富だと自分の気持ちを正確に表現できるのでやはりことばを知ることは重要ですよね。特にブログを書いたり、卒業論文を書いたりする方!
そうそう就活でも役にたちます(表現以外に中身も大事ですよ!)。と若干警告めいた結論になりましたが以上になります。今回は「ことばの道草」のレビューでした。
またねー!